17位に低迷するヴィッセル神戸のスペイン人リュイス・プラナグマ・ラモス監督(41)が4日、就任2戦目となる6日のFC東京戦(味スタ)に向けたオンライン取材に応じ、ロシア1部ロストフから加入した元日本代表MF橋本拳人(28)の起用について明言を避けた。

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ボランチの橋本は、1日から神戸の練習に合流したばかり。MFサンペールが長期離脱するなど、FW同様に故障者が多いボランチには、前節京都サンガ戦は本来センターバックのDF大崎を起用し、MF山口とともに3列目でコンビを組ませた。

指揮官は「純粋にボランチができる選手は(現状で)山口しかいない。大崎はセンターバックでありながら、先日はボランチでプレーした。そういった状況を考えながら(橋本の起用は)決めていきたい」と説明した。

3日の入団会見で橋本は、ロシアでの公式戦から約1カ月離れているとしながら「気持ちは120%準備ができている」と、古巣東京戦へスタンバイしていた。

新監督の初陣だった京都戦では、神戸は痛恨の逆転負け。クラブワーストを更新し続けるJ1開幕8戦未勝利(4分け4敗)で17位に沈み、中旬からはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグのタイ遠征が控える。

指揮官は「現時点で東京戦しか頭にはない。勝つために、プレーすべき選手を判断するのが最優先のこと」と、泥沼脱出へ一戦必勝を誓った。