コンサドーレ札幌は鳥栖に0-5で今季初黒星を喫した。開幕から6戦連続ドローだったが、完封負けとなった。今季複数得点がなかった相手に喫した大量5失点は今季最多、2季ぶりの屈辱。ペトロビッチ監督(64)は「今日は立ち上がりから終わりまで、全てにおいて鳥栖が我々を上回っていた」と完敗を認めた。

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立ち上がりから苦しい展開だった。前半10分に先制を許した。前半は主導権を握れず、シュート0本。最終的にも4本に封じられ、決定機がなかった。3点ビハインドの後半20分にFWシャビエル、オリヴェイラ、中島の攻撃陣3枚替えを敢行し、逆転を狙ったが、1点も奪えず失点をさらに重ねて90分が終了した。

中3日の前節浦和戦(1△1)から先発2人を入れ替えた。FW興梠が3試合ぶりに復帰。1トップで先発した。5試合ぶり得点を狙い後半5分、チーム初シュート。MF金子からのパスに右足を合わせたが、外した。

開幕から未勝利ながらも無敗だっただけに、チームは前向きに初勝利&クラブJ1通算100勝目を目指していた。だが、この日の完敗をチーム立て直しのきっかけとしなければならない。指揮官は「しっかり分析して、選手たちと正直に話しながら何が悪かったか修正して、次の試合に向かっていく」と誓っていた。