新布陣で臨んだ2位川崎フロンターレが、3位柏レイソルに辛勝し、3戦ぶりの白星で暫定首位に浮上した。

【関連記事】川崎フロンターレニュースはコチラ>>

0-0の前半ロスタイム。左サイドを抜けだしたFWマルシーニョが、中をえぐり、マイナス気味へラストパス。FWレアンドロ・ダミアンが、右足でゴール右へ流し込んだ。マルシーニョは「予想通り、難しいゲームになった。ただ、その中でも練習から、やっていることが出せた」とうなずいた。

これまでの橘田をアンカーに置くシステムから、MFシミッチ、橘田の2ボランチ制に変更。今季初先発のシミッチは、ピッチをワイドに使い、サイドへのロングパスなどでチャンスをつくりだした。守備でも体を張ったプレーで無失点勝利に貢献。「多少ゲームに出ていない分、リズムをつかむまで難しかったが、試合に早く出たい気待ちでやってきた。少なからず勝利に貢献出来たかなと思う。システムがダブルボランチに変更されて、やり慣れている中盤3人とは違うが、集中することだけだった」と振り返った。鬼木監督は「シミッチは本当にトレーニングからエネルギーを感じていた。彼も勝負の1試合だったと思う」と評価した。

15日からはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の戦いが始まる。鬼木監督は「この試合で勝てたこと、うれしく思いますし、ただACLは自分の中では別の大会。頭を切り替えて戦うことが大事。一勝に満足することなく、勝った時だからこそ、引き締めて、改善してやりたい」と先を見据えた。

J1順位表はコチラ>>