浦和レッズは何度も決定機をつくったがスコアレスに終わり、3戦連続の引き分けとなった。リカルド・ロドリゲス監督(48)は「この試合はゴールが取れなかった、というところがある。全体的には非常にいいプレーできていた」。引き締まった内容に手応えを感じながら、無得点に終わったことに悔しさものぞかせた。

後半36分には、5日にチームに合流したばかりの新加入FWアレックス・シャルク(29)が初出場。来日後の練習は数回だったが状態の良さから、短い時間でも起用を決めたという。

後半ロスタイムにはMF松尾とのコンビネーションから左足で鋭いシュート。惜しくも相手GKに阻まれたが、ゴールに迫る姿に「あの状況ではフィニッシュが求められていた。実際にシュートに持って行くケースもあったので、短い時間とはいえチームに貢献してくれた」と労った。

今後は1度リーグ戦を中断し、15日からアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の戦いが始まる。「幸い、多くの選手がいい状態にある。団結する1つのチャンスと捉えている。全員一緒に団結し合いながら、チームが成長しながらACLを戦って行ければ」。アジアの頂点を狙いながら、チーム力向上を目指す。