浦和レッズが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を浮上のきっかけにする。浦和リカルド・ロドリゲス監督(48)と主将のGK西川周作(35)が14日、初戦の15日ライオン・シティ・セーラーズ戦を前に公式会見に出席した。

西川は「僕たちは間違いなく素晴らしいチームという自信を持ってブリラムに入りました。今は非常にみんなが野心を持ってトレーニングできています」と充実感をにじませた。

浦和はJリーグでは現在2勝4分け4敗の10位。ロドリゲス監督は「J1リーグでなかなか勝利することができていませんが、小さなディテールの部分で勝てていないということですし、相手を上回っている試合の方が多い」と、後ろを向いていない。中2日で6試合を戦うACLでさらにチーム力を高め、浮上のきっかけにしたいところだ。

「私にとってはプレッシャーというより、喜びや期待が大きい。この大会を通してしっかりといいプレーをしながら、成長していくことに希望を抱いています」。まずは1次リーグを突破し、これからの戦いに向けて勢いに乗る。

◆ACL 出場40チーム(のちに1チーム辞退)が10組(東地区と西地区で各5組)に分かれ、各組2回戦総当たりで5月1日まで1次リーグを実施。各組1位と、地区2位のうち東西それぞれ成績上位3チームの計16チームが8月からの決勝トーナメントに進出。決勝は来年2月にホーム&アウェーで争う。来年度から秋開催に変更される。