柏レイソルのMFマテウス・サヴィオ(25)がJリーグ史に残る快記録を達成した。

23日のアウェー・北海道コンサドーレ札幌戦。0-1の後半ロスタイム3分に右足で同点ゴールを決めると、その1分後に右足ボレーでゴール左に突き刺し、逆転勝利を呼び込んだ。

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Jリーグの公式記録にロスタイムが表記されるようになった10年以降、ルヴァン杯で後半ロスタイムに個人2得点は初。途中出場で大仕事をやってのけたブラジル人MFは「誰も諦めずに最後まで信じて戦って、結果的に2得点できた」と喜んだ。

J1リーグ戦でもヴァンフォーレ甲府のFWクリスティアーノが16年4月10日の湘南ベルマーレ戦で記録しただけの珍しいケース。クリスティアーノは1-1の後半ロスタイム1分に勝ち越し点、同3分に追加点を挙げた。今回のマテウス・サヴィオのように後半ロスタイムに1人で同点ゴールと勝ち越し点を決めて逆転した例はなかった。

◆マテウス・サヴィオ 1997年4月15日、ブラジル・サンパウロ州生まれ。フラメンゴの下部組織から15年にトップチームでデビュー。U-20ブラジル代表として17年の南米ユース選手権などに出場。ポルトガルのエストリルなどを経て19年7月、柏にフラメンゴからの期限付き移籍で加入しJ2で19試合7得点。20年シーズンから完全移籍。175センチ、74キロ、血液型B。