熊本・八代市の私立、秀岳館高校は、サッカー部の30代コーチが3年生部員に暴力を加えたとされる問題で、25日、学年ごとの集会を開いて、合計3時間にわたって、生徒約1000人に事情を説明した。

その中で、学校側は、被害にあった生徒や、今回の件で不安や心配を抱かせた全校生徒に謝罪。また、「いかなる事情や理由であっても暴力は許されない」「嫌なことやつらいことがあったら、誰でもいいから相談して、1人で悩まないで」という話などを行った。

サッカー部に関しては、自宅謹慎中の当該コーチの処罰について、関係者は「当然しないといけない。学校としては考えている」。部活動については「練習はやめない。子供の将来があるので」とし、現時点で自粛予定はない。

ただ、現在警察の取り調べが継続中で、今後、熊本県サッカー協会や熊本県高体連などに事情説明を行う予定。その上で、学校としても真摯(しんし)に対応していく。