ジュビロ磐田MF大森晃太郎(29)が敵将との対戦を心待ちにした。28日のホーム名古屋グランパス戦に備え、26日は磐田市内での練習に参加した。

大森は次戦も先発が濃厚。かつての恩師でもある名古屋の長谷川健太監督(56)に成長した姿を見せる。長谷川監督にはガンバ大阪とFC東京在籍時の計6年間指導を受けた。大森は「練習から抜かずにやれば、使ってもらえた。気持ちの部分で教わったことが大きい」と振り返った。

対する名古屋はリーグ戦で2試合連続無失点中。堅守を武器としているが、ゴールを奪うためのポイントは頭に入っている。大森は「セットプレーで取れれば相手もこたえると思う」と強調。守備でも「前からどんどんプレスをかけていきたい」と、強気なプレーでチームを引っ張る覚悟だ。

今季はここまでリーグ戦全9試合に出場し、2得点。ただ、自身が得点した2試合はともに引き分けに終わった。チームは現在リーグ戦で6戦勝ちなし。大森は「勝ちたい」と少ない言葉に闘志を込めた。試合当日は30歳の誕生日。自らのゴールで祝砲を挙げ、チームを7試合ぶり白星に導く。【神谷亮磨】

J1順位表はコチラ>>