複数得点を挙げて勝利すれば、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位浮上の可能性があった京都サンガは、ホームで無得点で敗れ7位に後退した。

雨と強風の中での試合。何度かチャンスを作りながらも1点が遠かった。

フル出場した背番号10を付けるMF福岡慎平は「(福岡が)球際で勝負してくるのは分かっていたし、だからこそ自分たちもそこで負けちゃいけなかった。(開始)15分以降は相手に上回られるところもありましたし、自分も含めてもっとやらなきゃいけなかった」と反省しきり。同じくフル出場したDF白井康介は「もっと相手のプレッシャーを回避できれば違った展開になった。悔しい負けです」と唇をかんだ。

勝てばJ1では元韓国代表MF朴智星、松井大輔、FW黒部光昭らが在籍した02年以来、20年ぶりのリーグ3連勝だったが惜しくも逃した。

曹貴裁監督(チョウ・キジェ)は「言いたいことはありますが、それもサッカー。ただ、お客さんはフェアでタフで激しいプレーを望んでいると思う。ピッチに倒れている時間の長い選手が多い試合を見に来ているわけじゃない。質を上げるという意味では両チームの選手、スタッフ、レフェリーの方々の協力が欠かせません。今日はなぜか、そういう時間(プレーが途切れる)が多くなった」と振り返った。