柏レイソルのDF古賀太陽(23)が12日、「柏レイソル創立30周年記念マッチ」のホームでのガンバ大阪戦(14日)に向けオンライン取材に応じ、記念試合での勝利を誓った。

下部組織時代を含め、柏の所属は15年に及ぶ。「実際に今、チームにいる選手の中でも在籍年数は上。他の選手よりも特別な気持ちがある。試合でもキャプテンをやっている。自分が先頭に立ってやっていかなくてはいけない」と負けられない気持ちを口にした。

最終ラインを引っぱる若きリーダーだ。チームは昨季、失点するとそのままズルズルと悪い流れに引き込まれたが、今季は先制されても逆転する力を付けている。「明らかに去年と違うのは(守備で)前に出て行くときの迷いがないこと」と分析する。加えてピッチ内での修正力もアップしたという。

前節の浦和レッズ戦も、前半は流れが悪かったが、後半から、監督の指示だけでなく、各選手がピッチの中で守備陣形を修正。浦和MF江坂を自由にさせなかったことが奏功し、無失点で勝ち点1を積み上げた。「去年は監督に言われたことだけをやればいいという選手が多かったが、自然と全員が、チームの異変に気付けるようになってきたのかなと。去年がひどすぎたので。当たり前のことができるようになってきただけ」と話す。

目標は、強いレイソルの復権。チームは柏ユース出身者を軸に、若い力で上位に食い込んでいる。柏への強い愛を胸に「毎年タイトル争いをするようなクラブにしたい。自分がプレーしている間にそういう時期をつくりたい」と目標を掲げた。