新潟レディースはホーム最終戦を白星で飾ることはできなかった。前半13分にエース、FW道上彩花(27)が右足で先制ゴール。1-1の同点となった同33分には道上がCKを今度は頭で合わせて勝ち越し点を奪った。「自分自身、ここ数試合点が取れてなく、チームも結果に結びついていなかった。今日こそゴール取るという気持ちがいい形で出た」。

2-1で折り返すが、後半21分に失点。2-2で引き分け、第3節ちふれ埼玉戦(9月26日)以来のホームでの勝利を逃した。道上は「今シーズンを物語った戦いだった。勝ちきれない甘さ、まだまだだなと痛感した」と言った。一瞬の隙を突かれての失点が多かったとも振り返り、個々の技術面強化も課題に挙げた。

ホーム戦は1勝3分け6敗で終わったが、道上はサポーターに感謝した。「どんな時でも一緒に戦ってくれて本当に心強かった。その気持ちに応えなければいけなかったが自分たちの能力不足を痛感した。もっとうまくなるしかない」。

リーグ戦残り1試合。最終節(22日)、アウェーでの千葉戦に向けて「チームが勝つために得点を取ることが大事。どれだけ結果を残せるか自分自身にも期待したい」。エースは気持ちを引き締めた。【飯嶋聡美】