北海道コンサドーレ札幌MF小野伸二(42)のシーズンが始まった。オフ明けの27日、札幌・宮の沢での練習に参加した。25日のホーム柏戦(1●6)では、後半43分から今季初出場を果たした。足首痛などでメンバーから外れていた。「ああいう時間帯、状況で試合に出させてもらえたのはすごくうれしかったし、ピッチに立つ喜びを感じる。良かったなと思う」と振り返った。

1人退場による数的不利な状況で5点を追う終盤、投入された。左足でシュートを放ち、最後まで諦めず得点を狙った。まだ万全ではない。だが、チームにはケガ人が多い。最年長は「少しずつコンディションは上がってきている。痛みは100%消えているわけではないけど、慢性的なもの。こればかりは付き合っていくしかない」と奮い立たせる。

敗戦からの切り替えを強調する。29日のアウェー神戸戦はすぐにやって来る。「負けた試合のことをずっと考えていてもしょうがない。次どうやって相手を倒して、勝ち点3を取るかに集中すればいい」。この日、ミニゲームで軽快な動きを見せていたベテランが、チームを後押しする。