サンフレッチェ広島が、コンサドーレ札幌に敵地で先勝した。FWジュニオール・サントス(27)が2得点し、勝利に貢献。広島は公式戦4連勝となった。

敵地ながら着実に得点を重ねた。1-0で迎えた後半20分、MF満田誠(22)のアシストを受けたサントスが、右足で強烈なシュートを放ちゴール。2-0にリードを広げると、同42分にもピッチ中央付近でこぼれた球をサントスが拾い、ドリブルでゴール前へ。相手DFをかわし、冷静にボールを枠に収めた。サントスは今大会6得点となった。

ミヒャエル・スキッベ監督(56)は、ブラジル人エースの活躍に「チームにとっても彼にとっても、いいこと。今日の力強いパフォーマンスを、これからも続けていってほしい」とたたえた。

11日にはホームで札幌と第2戦。ドイツ人指揮官は「今日の試合に関しては、最初の10~15分をのぞけば、完全に自分たちが支配できた素晴らしい試合だったと思う」。試合内容に満足しつつも、次戦へ向けては「札幌は今まで以上に全力を出してくると思う」と、気を引き締めた。