サンフレッチェ広島が3発快勝で3年ぶり準々決勝進出に前進した。前半24分、MF東がCKからのこぼれ球に反応しミドルシュートを決めて先制。後半20、42分にFWジュニオール・サントスが2点を追加し、リードを広げて完封勝利した。

ドイツ出身のミヒャエル・スキッベ監督(56)は「今日の勝利で次のステージに向けて大きなアドバンテージになったと思うが、広島での第2戦、札幌は今日以上に素晴らしいサッカーをしてくると思う。油断せずに準備したい」と振り返った。

久しぶりの凱旋(がいせん)だった。札幌ドームは02年W杯日韓大会の会場の1つ。当時ドイツ代表のコーチを務めていた指揮官は、8-0で勝利した6月1日サウジアラビア戦で訪れていた。「その時から雰囲気、素晴らしさは何も変わらずに今も続いている。素晴らしいスタジアムでサッカーができた」と懐かしんでいた。