現在4連敗中で16位に後退し、残留争いに巻き込まれたガンバ大阪は、29日に本拠パナスタで4位サンフレッチェ広島と対戦する。

5連敗を喫すれば、98年以来24年ぶりになる。14位ジュビロ磐田、15位湘南ベルマーレが勝ち点を重ね始めており、1試合消化が少ないとはいえG大阪は負けられない一戦になる。

対戦相手の4位広島は現在4連勝中。最近6試合で5勝1分けと絶好調で、対照的な対決となる。

古巣との対戦にもなる片野坂知宏監督(51)は28日、オンライン取材に応じて「攻守の切り替えがポイントになる。今は順位より自分たちが勝つことが大事。勝つために毎試合、準備してチャレンジする」と必勝を誓う。

主将のMF倉田秋(33)が「ホームで勝たないと勢いはつかない。連戦なので全員の力が必要。勝ち点をしっかり積み重ねていきたい」と話せば、DF高尾瑠(25)は「今やっている守備の強度や、切り替えのところで負けなければいける。先制点を取ってから、もう1点を取れれば」と、守りに入らない姿勢を強調した。

この試合は5月25日に予定されていたものの、広島に新型コロナの感染者が出た影響で中止・順延になっていた。