サンフレッチェ広島MF青山敏弘(36)が、クラブのJ1出場最多試合記録を更新する431試合出場を果たした。

ホーム湘南戦は前節から先発9人替えの「ターンオーバー」となる中、今季3度目の先発出場(通算10試合目)。試合をコントロールしながら展開にあわせたサイドチェンジなどで好機を演出。終盤にはゴール前の密集からシュートを放ったが、得点にはならなかった。

森崎和幸の記録を抜いての1位。試合後は、現在クラブ・リレーションズ・マネージャーを務める森崎氏から背番号「431」のユニホームを手渡され、笑顔を見せた。スキッベ監督から「これだけ長くやってきたことは本当に素晴らしいことだと思うし、今日のパフォーマンスもすごく良かった」とたたえられた。

岡山・作陽高から04年に入団し、広島一筋。青山は「今年で19年目だけど歩みを止めないでいきたい」。長くチームを支える男ベテランがクラブの歴史に名を刻んだ。