鹿島アントラーズのバイラー監督(48)が15日、ヴィッセル神戸戦(16日、カシマスタジアム)を前にオンライン取材に応じ、10年ぶりのカシマスタジアムでの神戸戦勝利に意欲を見せた。カシマスタジアムでの神戸戦は、12年9月1日に勝利して以来、5敗3分け(13年は神戸はJ2)と勝利から遠ざかる。指揮官は「神戸は監督が交代し、いい流れにある。ホームでここ数年、勝てていない。厳しい試合になるが相手よりいいパフォーマンスをしないといけない」と話した。

前節のコンサドーレ札幌戦はFW鈴木優磨の欠場もあり、攻撃が機能しなかったが、バイラー監督は選手の成長に手応えを感じている。「最悪な試合かというとそうではない。アウェーで勝ち点1を取り、選手の成長が垣間見える。順位もいいところにつけていますし、選手の成長には文句はない」とキッパリ。13日の天皇杯・ガンバ大阪戦はMFピトゥカ、FWエヴェラウドが得点しており、上昇気流に乗っている。

神戸戦後は、東アジアE-1選手権の開催で公式戦は2週間空く。指揮官は、選手に2~3日の休暇を与えることを明言し「連戦の疲れを癒やしてリフレッシュしてもらおうと思っている」と考えを述べた。