北海道コンサドーレ札幌が湘南に今季最多5得点を挙げ、5-1で6試合ぶり白星を飾った。順位は3つ浮上し11位となった。前半3得点で勢いに乗ると、後半も得点を重ねた。FW興梠慎三(36)が1-0の前半14分、J1史上3人目となる通算160得点を記録した。クラブにとってもJ1通算450得点の節目を達成。ペトロビッチ監督(64)は「前半から勇気を持って相手に前からプレスをかけゴールを奪う姿勢を見せられた」と満足そうに振り返った。

鮮やかなゴールラッシュで、直近5試合未勝利(2分け3敗)の鬱憤(うっぷん)を晴らした。FW小柏剛(24)がケガから14戦ぶりに復帰し、タイ代表の新加入MFスパチョーク(24)がJリーグデビュー。ともにアシストを記録して勝利に貢献した。シーズン終盤戦に向けて前向きな材料がそろった価値ある勝ち点3を敵地で手にした。小柏は「欲を言えば、もっともっと自分が得点を取れれば良かった」と貪欲だった。