横浜F・マリノスがMF水沼宏太(32)の2発などで名古屋グランパスに4-0で快勝し、3年ぶりの優勝へ“王手”をかけた。次節、横浜が勝ち、川崎フロンターレが引き分け以下で、リーグ制覇が決まる。

水沼は前半16分、後半1分に得点を挙げチームを勢いづけた。9月18日の前節コンサドーレ札幌戦は引き分け、日産スタジアムでの連勝が10で止まっていた。それだけに水沼は「ゴールが取れたのは良かったですけど、チームが勝てたのは良かった」と振り返った。

7月末の東アジアE-1選手権では、A代表に初選出されたが、9月の欧州遠征で再選出されることはなかった。代表期間中は、横浜で名古屋戦に向け準備を進めてきた。「代表の試合を見て自分自身も悔しい思いもしたし、まだまだやってやるぞという気持ちになった。新たな気持ちで臨むこともできたし、マリノスが上に行くために自分の全力を出そうと思ってやった。気持ちでもぎ取った勝利だと思います」と胸を張った。

10月8日から日産スタジアムで3連戦が待っている。残り4試合。水沼は「ホーム3連戦は大きなアドバンテージ。1試合1試合、勝っていきたいと思います」。頂点はもう、目の前だ。