もう期待は裏切らない。J2ベガルタ仙台が14日、仙台市内で「スポンサー謝恩パーティー」を3年ぶりに対面で開き、来季続投する伊藤彰監督(50)が巻き返しを誓った。

約220人の関係者を前に、伊藤監督が壇上に立った。「J2リーグ優勝の2文字を心に強く持ち、来シーズンは必ずJ1昇格という目標を抱えながら、戦っていきたい」と力強く抱負を口にした。今季は18勝9分け15敗と悔しさだけが残る7位。シーズン前半は順調に勝ち点を積み重ね、一時は首位に立ったが、夏場に入ってから失速。終わってみればプレーオフ(PO)進出まで逃す結果となった。「前半戦は素晴らしい戦い方をして、皆さま(スポンサー)が期待していたシーズンでありました。しかし、後半戦は相手に分析をされ我々の力を発揮することなく、最終的にJ1昇格のプレーオフ圏内に入れず、申し訳なく思っております」と頭を下げ、「ともに戦ってJ1昇格、優勝をつかみ取りましょう」と気持ちを新たにした。

再来年でチーム創立30年を迎える。節目の年にJ1舞台で戦うためにも、昇格は1つの目標であり使命だ。J2降格2年目の来シーズン、ベガルタ仙台の真価が問われる。