今季関西学生サッカーリーグ優勝の関学大が21日、オンラインで同大学Jクラブ内定選手の加入記者会見を開いた。

J1京都サンガF.C.内定のFW木村勇大(4年)とJ2東京ヴェルディ内定のFW山田剛綺(4年)が出席し、意気込みを語った。

木村は「2022年Jリーグ特別指定選手」として既にプロのピッチを経験。「見ている人を熱くするサッカー」と語る同クラブで今季は7試合に出場。「ひとつのプレーに拍手が起こったり、逆に失点したら落胆するような雰囲気が出たり、今までに無い経験。お金を払って自分のプレーを見に来てくれるのはすごくすてきなことだと感じた」と話した。

この日は現役Jリーガーを招いた座談会も開催。同大学OBのガンバ大阪MF山本悠樹(25)とJ2ファジアーノ岡山のDF本山遥(23)が出席した。

山本から「(木村が)1年生の時、『俺どうしたらいいですか』と、長文のラインが来たことがある」と明かされ、「最初はつまずくことが多くて、困った時は連絡して助けてもらってました」とやりとりを振り返った。

強みは「推進力や、ゴールまで自分が持っていく力」だ。9月にはU-21日本代表として国際親善試合も経験した。21歳の目標は「W杯に出ることと、海外でプレーすること」。

そのためにも「来年1年目からチームの中心となれるように頑張りたい」と意気込んだ。

また、木村について問われた山田は「大学では僕の方が先にAチームにいたが、日本代表等に選ばれたり追い抜かれていった。すごく悔しい思いをした。追いつけるように頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。