日本プロサッカー選手会(JPFA)が28日、栃木県内でトライアウトを実施した。

Jリーグのクラブを中心に、退団する選手を対象としたシーズンオフの恒例行事。各クラブの強化担当が見詰める中、午前の部では38人が、新天地を見つけるために、紅白戦などでアピールした。

FW石津大介(32=FC岐阜)は2年連続で契約満了となった。昨年はトライアウトには参加しなかったが「いろんな方に話を聞いた中、受けた方が現役続行への誠意が感じられると聞いたので。参加を決めました」と話した。

石津は福岡大から12年に当時J2のアビスパ福岡でプロ生活をスタート。ヴィッセル神戸でもプレーし、実績は十分だ。それでも、昨季は移籍先が決まったのが開幕直前のキャンプだった。だからこそ「(トライアウトを)受ける必要があったのかな」と振り返り「選手は、できれば受けたくないでしょうね…。プライドやいろんな思いがあるでしょうけど…。年齢を重ねると厳しいのは実感しています」と率直な思いを口にする。トライアウトを終え「楽しくできました。まだまだやれるし、サッカーは続けたい。オファーを待っています」と現役への思いを言葉にした。