浜松開誠館は0-2で昌平(埼玉、関東1位)に敗れ、来季のプレミアリーグ参入を逃した。前半に1失点すると、後半も押し込まれる展開が続き、追加点を献上。90分間で放ったシュートはわずか3本で完封負けした。プレーオフ初出場だった2016年は1回戦で新潟明訓に惜敗。2度目の挑戦も目標は達成できなかった。敗戦の悔しさを年末の全国選手権にぶつける。
全国の分厚い壁にはね返された。浜松開誠館は試合序盤からハイプレスをかけ、昌平の攻撃を封じた。だが、積極的な守備も長続きしなかった。前半28分、ゴール中央からミドルシュートを決められ、先制点を献上。マークのズレが生じた一瞬の隙を突かれた。青嶋文明監督(54)は「ちょっとしたミスでもこういうレベルの相手では試合を優位に持っていかれてしまう」。追いかける厳しい状況は後半も変えられなかった。
同11分に自陣右サイドから再びミドルを決められた。守備の陣形を完全に崩されていない中で2失点。DF原田渉夢(あゆむ、3年)は「勝負強い。全国のトップレベルはチャンスで確実に決めてくる。そういう相手を止めなければいけない」と悔しさをにじませた。攻撃も相手の切り替えの速い守備に苦戦し、無得点。スコア以上の差を痛感させられた選手たちはがっくりと肩を落とした。
公式戦での敗戦は7月以来約5カ月ぶり。主将のMF前田康尋(3年)は「球際の強さとか、切り替えの速さ、全ての面でレベルアップしないといけない。今日感じたことと学んだこと浜松に持ち帰って、選手権に向けていい準備をしたい」と顔を上げた。
悲願達成とはならなかったが、全国レベルの基準を肌で感じることはできた。年末の全国選手権は初戦でプレミアリーグ所属の大津(熊本)と対する。青嶋監督も「最高の経験をさせてもらった。しっかりと準備していきたい」。浜松開誠館は悔しい敗戦も成長への糧にし、さらに進化する。【神谷亮磨】



