サッカーJ1のFC東京と23年の契約に合意したFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表DF長友佑都(36)が13日、クラブのキャンプ地の沖縄・国頭村で会見を行った。4度目の出場だったW杯カタール大会後、去就について熟考。現役続行を決断し、前日12日にクラブから契約更新が発表された。2日前に「めちゃめちゃ気に入っていた」という赤色だった髪を、「お祭り(W杯)も終わって気持ちを引き締めるぞって、心機一転の気持ちで」黒色に染めて再出発。クラブのJ1初制覇を目標に掲げ、5度目のW杯出場への思いを口にした。会見には東京のアルベル監督がサプライズで登場する場面もあった。

主な一問一答は以下のとおり。

-契約について

長友 W杯が終わってからは、心身ともにしっかり休みたいということで、年明けまでサッカーのことは考えずにゆっくり休んでいた。サッカーに対する偉大なる情熱を感じ、その気持ちが高まるにつれてFC東京でタイトルを取りたい、シャーレを掲げたいという強い気持ちが芽生えてきた。

-26年W杯への思いは

長友 経験すればするほどW杯のとりこになり、またこの場所で選手として戦いたいという気持ちは常に持っている。そして、やっぱり現役である以上は、僕は日本代表を目指したいなと思っている。まずはこのFC東京で素晴らしい監督、スタッフ、チームメートのもとでしっかりと自分の実力を発揮できるように、それが日本代表の道につながっていくのかなと思う。

-日本サッカー界、日本代表が今後進むべき道は? W杯ベスト16という壁を越えるために必要なことは

長友 グラシアス、グラシアス(ありがとう)。自分たちが主導権を握って攻撃的にしっかり戦えることが必要だなと思っている。決勝でアルゼンチンとフランスが示したように、魂のぶつかり合い、球際というものを、まだまだ学び、上げていかないと、本当の意味でトップレベルには行けないんじゃないかなと感じる。

-現役続行について、家族は

長友 子どもたちはまだそこまで分かっていないと思うけど、妻の(平)愛梨は僕に現役を続けて欲しかったみたいで、すごく喜んでくれた。まだまだ体がバリバリ動いているのも妻の愛梨もカタールW杯で間近で応援して見てくれていたので。

-W杯のとりことは

長友 みなさん僕が「ブラボー」と叫んだ時の目を見てもらえれば分かると思うんですけど、普通に人が生きていて、あそこまで興奮することってないと思う。その興奮ができるのも4年に1回のこの尊いW杯を戦えている喜び、誇り、日の丸を背負える重圧、プレッシャーを感じられるのは、プロサッカー選手としてすごく名誉なことと僕は感じながら過ごしていた。経験すればするほど、W杯のとりこになるということ。

-今後の「ブラボー」は

長友 それは僕自身もちょっと分からない。あれは本能で出た。魂で出てるので、とてもその確約はできないけど、ただ、また面白いことになるんじゃないかなと思う。興奮した長友は何を言うか。

-現役続行に歓迎の「ブラボー」の声がたくさん上がっている

長友 幸せな気持ちになった。ブラボーと言われる数だけ僕の情熱は増していく。今日ここ(キャンプ)に来ても監督には「ユウト、ゆっくり体をつくっていけ。落ち着いてつくっていけ」と言われたが、今にでも試合をしたいです、と言いたいくらいの気持ち。それくらい高まっているし、ブラボーというのは自分が発した言葉かもしれないけど、たくさんいただいて、自分にも勇気をもらい、情熱をもらっている。