北海道コンサドーレ札幌が11日、熊本・大津運動公園でJ2ロアッソ熊本との開幕前最後の練習試合(45分×4)を行い、2-6で敗れた。2本目にMF金子拓郎、4本目に新加入MF浅野雄也(ともに25)が今季実戦初得点を決めたが、チームとしては守備面など課題が浮き彫りとなった。今季開幕戦の18日アウェー、サンフレッチェ広島戦に向け、急ピッチで修正に取りかかる。

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白星で勢い良く開幕を迎えたかった札幌は、今季6戦目となる練習試合で黒星締めとなった。0-0の2本目11分、右ウイングバックで出場した金子がMF荒野からのパスに左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。だが、その後PKなどで4連続失点。主力組中心の1、2本目は合計1-4で逆転負け。3、4本目も1-2で勝てなかった。

今季実戦5戦目の金子にとって初得点だったが「点を取ったのを忘れていた」と浮かない表情。報道陣に「危機感は」と問われ「100%です。こんな試合をしていたら間違いなく残留争いになると思う」と厳しかった。

昨季も終盤での連続失点で逆転負けする展開があった。守備強度が下がった時間帯で、ミスからゴールを許す。金子は、このままでは今季も同じ戦いとなる可能性を危惧した。「立て続けに失点は典型的な弱いチームのパターン」。だから自身も含めて「しっかり危機感を持って、練習から厳しくやっていかないといけない」と戒めた。

試合後には選手が集まってミーティングを行った。MF宮沢は「なぜうまくいかなかったか。おのおの思っていることがあると思うので、そういうコミュニケーションを取った」という。DF岡村は「終盤疲れたところで足が止まって目の前の相手に負けていたので、そこをしっかりやろう、と」。チーム内で意思統一を図った。

公式戦が始まってからでは、試合をこなしながら修正するのは難しくなる。「今日勝っていたら、逆にこのまま中途半端な感じで入っていた。危機感を持てて良かったと思えるように」と金子。下を向く選手はいない。18日広島戦(Eスタ)までの1週間で、札幌はどうする? どうなる?【保坂果那】

■浅野、移籍後初弾

MF浅野が“札幌初ゴール”を決めた。3本目から出場し、0-2だった4本目39分、左足で1点差にした。広島から加入の新戦力にとっては移籍後の実戦初得点。「イメージできていた。点を取れてうれしいけど、(チームの)結果が全て。そこだけはちょっと心残り」と喜びはなかった。