今季からアスルクラロ沼津の指揮を執る中山雅史監督(55)と、SC相模原の戸田和幸新監督(45)の2人の元日本代表が監督初勝利を挙げた。

沼津はカターレ富山に、相模原は福島ユナイテッドFCに、ともにホームで2-1と競り勝った。初陣だった開幕戦はともに1点差で敗れていた。

沼津は前半終了間際にMF持井響太のJリーグ初ゴールで先制し、後半31分にMF菅井拓也が追加点。後半41分に1点を返されたが、そのまま逃げ切った。中山監督とともに1998年FIFAワールドカップ(W杯)フランス大会に出場した元日本代表MF伊東輝悦(48)が今季初めてベンチ入り。出番はなかったが、今季初勝利をサポーターに届けた。

相模原もMF吉武莉央のJリーグ初ゴールで先制し、FW藤沼拓夢が追加点。後半ロスタイムに1点を返されたものの、そのまま2-1で競り勝った。戸田監督とともに2002年W杯日韓大会に出場した元日本代表の服部年宏監督(49)率いる福島から記念すべき初勝利を挙げた。福島は開幕2連敗。

J3初参戦のFC大阪はテゲバジャーロ宮崎を1-0で破って初勝利。昨年のW杯カタール大会で日本代表コーチを務めた上野優作監督が今季から率いるFC岐阜はホームで松本山雅FCと1-1で引き分け、開幕から2試合連続ドローとなった。