モンテディオ山形はザスパクサツ群馬に0-1。昨季、天皇杯を含めた公式戦3戦3敗の相手にまたしても敗れ、公式戦4連敗となった。

立ち上がりの一瞬を狙われた。前半4分、相手のスローインから簡単にペナルティーエリアに侵入を許した。なんとかボールをペナルティーエリア外にかきだしたものの、相手MFのグラウンダーのシュートから、こぼれた球を押し込まれて先制点を献上した。

同13分には左CKから猛攻。こぼれ球をキープし続け波状攻撃をしかけるが、群馬の堅守を破れず。以降もDF川井歩(23)、FWイサカ・ゼイン(25)ら右サイドを中心に反撃を試みたが、なかなか決定機をつかめず、シュート「0」で前半を折り返した。

後半には2枚替えを2回敢行。同点、逆転を目指し積極的に攻め立てた。敵陣の深い位置でボールを持つ時間帯が増え、CKを7本獲得するなど、何度もチャンスをつくったがシュートはわずか1本。フィニッシュに課題を抱えたまま、ついに群馬の守備をこじ開けることはできなかった。ピーター・クラモフスキー監督(44)は「先制点を許し、深く守られてしまって非常に厳しい戦いになった。もっと相手を脅かすプレーができれば良かった」と振り返った。

クラブ史上初の開幕2連勝と好スタートを切った山形だったが、磐田、群馬に連敗。2勝2敗で次節、19日に町田とのホーム開幕を迎える。開幕から1カ月、待ちに待ったホームでサポーターに勝利を届けるべく、果敢に攻めて相手のゴールを脅かす。【濱本神威】