新潟医療福祉大サッカー部のMF坂岸寛大(4年=新学年)が全日本大学選抜(22人)に選出され、21日の大学日韓定期戦(浦和駒場)に出場する。左サイドからチャンスメークするレフティーは「勝利に貢献できるように頑張ります」と意気込む。

茨城で開催されたデンソー杯(2月28日開幕)にはプレーオフ選抜として4試合に出場し3得点3アシスト。「出会ったばかりの仲間とサッカーを通して1つになり、勝利を目指すことが出来ました」と攻撃の中心でチームを3位に導き、大会ベストイレブンにも選出された。

2月の選抜チーム結成時にはスタッフの元日本代表MF中村憲剛氏(42)が「この1週間は自分の人生を変えるチャンス。ギラギラ、メラメラしてほしい」とメンバーを鼓舞。さらに「相手の間でボールをたくさん受けること。ボールを動かして的を絞らせないこと。相手の嫌がることを常に考えろ」と個人指導も受けたことは財産になった。

プロ志望の坂岸にとってスカウトが集まる日韓定期戦は絶好のアピールの場になる。「自分の力を最大限に発揮する」。得意の左足で違いを生み出すつもりだ。【小林忠】