清水エスパルスが2-1で東京ヴェルディに逆転勝ちし、今季8試合目で初白星を挙げた。

秋葉忠宏新監督の下で初のリーグ戦。前半6分に先制点を許したが、同ロスタイムに同点に追い付き、後半終了間際に韓国の年代別代表FWオ・セフンが決勝点を奪った。前節2位の東京Vは6試合ぶりの失点で連勝が4でストップ。勝ち点16のままで3位に順位を下げた。

首位のFC町田ゼルビアはブラウブリッツ秋田に0-1で敗戦。連勝が6でストップして勝ち点19のまま。黒田剛監督就任後の初黒星となった。下平隆宏監督の「肉体美」が話題になった大分トリニータは3-1でいわきFCに快勝し、2連勝で勝ち点19。得失点差で町田が首位をキープし、大分は東京Vを抜いて2位に浮上した。町田に勝った秋田は開幕から8戦2失点の堅守で勝ち点15の4位。

ピーター・クラモフスキー監督が解任され、渡辺晋コーチが新監督に就任したモンテディオ山形は大宮アルディージャに1-2で競り負け、開幕2連勝後の6連敗となった。

徳島ヴォルティスはジェフユナイテッド千葉と2-2で引き分け。1-2の後半34分に元日本代表FW柿谷曜一朗の今季初ゴールで追い付いたが、開幕から8戦未勝利で勝ち点5の最下位。千葉は第2節から7戦勝ちなしとなり、勝ち点6でJ3降格圏の21位。

○…今季加入した清水DF北爪健吾がチームを勢いづけた。前半ロスタイムに挙げた同点弾は自陣から猛ダッシュで駆け上がり、右足でネットを揺らした。試合後は「あの時間帯に取れたことが大きかった」。秋葉監督からは積極的な攻撃参加を評価されている。リーグ戦今季初先発の一戦で移籍後初ゴールを挙げ、「監督はいつもポジティブなので勇気をもらっている。チームも少しずつ変わってきている」と手応えを口にした。