アルビレックス新潟レディースがサンフレッチェ広島レジーナに1-0で勝ち、今季初の連勝を決めた。
0-0の前半11分にFW石淵萌実(29)が右足で決めたWEリーグ初ゴールが貴重な決勝点になった。「(DF白井)ひめ乃がいい形で(クロスを)出してくれたので本当、触るだけ。体で押し込んだだけの形になりましたけれど、入って良かった」。チームに訪れた最初のチャンスで決めたゴールだった。
石淵のWEリーグ初ゴールは、自身の復活を告げるものにもなった。昨年12月の練習中に右足首の三角靱帯(じんたい)と前脛腓(けいひ)靱帯を損傷。全治2カ月の診断だったが、回復まで4カ月を費やした。12月10日の第6節・大宮アルディージャVENTUS戦のサブ登録以来、名前は試合メンバーから消えた。再びサブで名を連ねたのは4月22日の第14節ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦から。「自分の体と向き合ってきた」と苦しい期間を乗り切った。前節3日のホームでのINAC神戸戦から先発するとチームは2連勝。「ホームでの連勝は大きい。これを勢いに変えたい」と自身の復活はもちろん、チームも上昇の波に乗った。
相手がボールを保持し続け、押し込まれる時間帯は耐えた。石淵は「点を決めた後は、ずっと守備。特に前半を焦れずにやれたのが大きい」と話した。守備陣を最後方で鼓舞し続けたGK平尾智佳(26)も「ずっと『攻められた感』がある」と振り返る。しかし攻め込まれても最後のシュートシーンを許さなかった。リーグ戦残り4試合。石淵がリーグ戦終盤にスパートをかける。【涌井幹雄】



