ヴィッセル神戸とスペイン王者バルセロナによる親善試合が行われ、バルセロナが0-2で勝利した。

かつてバルセロナで公式戦674試合に出場したレジェンド、元スペイン代表の神戸MFアンドレス・イニエスタ(39)はキャプテンマークを巻いて先発し、後半35分までプレー。

退団が決まっているレジェンドは、試合後、両チームの選手らと握手、抱擁でねぎらわれた。

試合後、イニエスタは日本での生活を改めて振り返り、「素晴らしかったし、日本に来る決断をして本当によかった。個人的にも家族としても、すごくいい経験。自分たちの人生の大事な一部になりました」。

今後の目標として「自分はまだサッカーを続けたい。最後の一幕は自分にとって難しい時期だけど、まだプレーしたいという気持ちに従ってまた次につなげたいです」と語るなど、異国の地で、魔法のようなプレーを見ることができそうだ。

日本に戻ってくることはあるか、と問われると、「もちろん」といい「サッカー選手として引退したら、ヴィッセルになんらかの形で戻って来ようと思っている。その繋がりがありますし、そのつもり」と言い切った。神戸とバルセロナは、イニエスタがやってくる25年前から姉妹都市提携を結んでいる。イニエスタの来日により、その絆はより強固なものになった。2つ港町、そしてイニエスタという3者の不思議な縁は、これからも続いていく。