小学6年生以下のAクラスは横浜かもめSC A(神奈川)が決勝で常盤平少年SC(千葉)を2-1で下し連覇を果たした。

前半2分、6番キャプテンの渡辺樹(たつき・6年)の中央からのロングシュートで先制点。同5分に同点に追いつかれたが、前半終了間際に、2番田村唯斗(ゆいと・6年)がロングシュートを決めた。後半は1番キーパー岸谷涼太(6年)の好セーブでピンチをしのぎ、守り切った。決勝点をあげた田村は「この試合に懸ける思いが強く、得点できてよかった」。ピンチをしのいだ岸谷は「チームのみんなが決めてくれたから絶対に守らなきゃ」と強い気持ちを明かした。ともに憧れの選手は「同じチームにいた先輩」と答え、世代交代をうまく進めての連覇となった。

節目の50回大会を迎え、堤文治連盟会長(82)は「この大会を契機に、多くの選手が中学、高校を経て立派な成人となり、今では後継の小学生を育成する立場に育っている。50年と言う長い歴史が今の日本の姿やサッカーの発展を作りあげたと思っている」と大会の必要性を説いた。

【準決勝】

横浜かもめSC A 2-2(PK2-0)南千住サッカー広場A(東京)

常盤平少年SC2-1成増SC(東京)

【決勝】

横浜かもめSC A 2-1常盤平少年SC

【沢田賞】

渡辺樹(横浜かもめSC A)

山城奏瑛(かなで・常盤平SC)

大沢流星(成増SC)

中尾拓真(南千住サッカー広場)