J1昇格プレーオフ(PO)圏内の6位に浮上したモンテディオ山形の連勝は「5」で止まった。首位FC町田ゼルビアに0-5で大敗。守備が崩壊し、今季ワースト失点を喫した。負傷離脱していたMFチアゴ・アウベス(27)が、10試合ぶりに戦列復帰するポジティブな要素もあったが、前半戦の0-3に続く完敗。町田に力の差を見せつけられた。

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5連勝が止まっただけではない。山形がなすすべなく散った。今季ワーストの5失点で大敗。試合後、選手たちは腰に手を当て、下を向いた。渡辺晋監督(49)は「結果として5つ点を取られて、1つも奪えなかったのは事実なので、こういうところから次にどういう姿を見せられるかが、人として問われるところだと思う」と奮起を促した。

前半で試合を決められた。DF野田裕喜(26)が献上したPKで同19分に先制を許す。同31分にもコースを突かれたシュートで早々と2失点。同37分にはCKからヘディングを沈められ、前半のうちに0-3。反撃を狙った後半は攻撃のカードを次々と切ったが、得点を奪えない。相手には後半29分、39分にもゴールネットを揺らされた。5失点は21年11月21日のホーム町田戦(3●5)以来、643日ぶりの屈辱だった。

ボランチのMF高江麗央(25)にとっては初の古巣戦となった。7月18日に町田から完全移籍で入団。加入後すぐに定位置をつかむと、5試合連続でスタメン出場し、5連勝に貢献していた。この日も先発したが、自身山形6試合目で初黒星を喫した。

チーム最多11得点のチアゴ・アウベスが、6月24日のホーム東京ヴェルディ戦(0●2)以来、10試合ぶりに戦列復帰。後半25分から約20分プレーできたことが唯一ポジティブな要素と言える。

一時はJ3降格圏内の21位まで低迷も、今季2度目の5連勝を飾るなどJ1昇格PO圏内まではい上がってきた。次戦は9月3日にホームで大宮アルディージャと対戦。渡辺監督は「ひとつ大きな負けを喫した後に我々の真価が問われる」。上位に踏みとどまるためにも連敗は許されない。【山田愛斗】