ヴァンフォーレ甲府がACL史上初のJ2クラブによる白星に挑む。篠田善之監督と主将のDF関口正大が3日、東京・国立競技場でブリーラム(タイ)戦を翌日に控えて会見に臨み、歴史的な勝ち点3への意欲を見せた。
初戦となった9月20日の敵地メルボルンC戦はスコアレスドロー。関口は「25時間の移動を含め、初の経験をしたが、自分たちもできるというのは大きな自信になった」とキッパリ。ただ再三の好機を決めきれず勝利を逃したことを挙げ「リーグ突破を考えたら、ホームでは負けられない。勝ちきるミッションを達成して、勝利の瞬間を共有したい」と強い思いを語った。
山梨からバス15台で応援団も駆けつけ、約8000人の集客を見込む。篠田監督は「地方の小さいクラブが国立で開催できる喜びも感じてほしいしプレーで見せたい。誇りと勝ちにこだわって挑みたい」と話した。