ヴィッセル神戸は2日、ゴール数に応じて神戸市内の小学校にボールを寄贈するイベントを行った。この日はFW武藤嘉紀(31)が小学校を訪問し、児童と交流。盛大な拍手で迎えられた武藤は、ボールやサイン色紙などの贈呈式の後に、質疑応答にも応じた。

自身の夢について問われた武藤は「今、僕たちはJリーグの1位にいる。残り3試合、何があるかわからないけど、とにかく1試合1試合戦って優勝すること。それが1番の夢です」。生徒を前に、初のリーグ制覇に向けての思いを口にした。

プロになってから優勝経験のない武藤にとって、タイトル獲得には特別な思いがある。小学生の質問でさらに気持ちを強めた様子。「僕は優勝したことがないということもあって、本当に1年かけてやってきたことが実ればいいと思う。(質問で)今の自分の夢はそこなんだなって、逆に自分が気づいた形でした」。

楽しみにすると同時に、武藤はプレッシャーとも戦っていることを明かした。「結果についての夢を見るようになったし、負けた後は4日間のうち2日ぐらいはそういう夢で起きたりもする」。残り試合が少なくなるにつれ、緊張感が高まっていることをうかがわせた。

それでも、苦悩は自身の優勝への思いを再確認することにもなった。「心の底から(タイトルを)欲しているんだなとあらためて感じたし、このチャンスは絶対に逃したくない」。残り3試合でのリーグ優勝に向けて、武藤は自身の気持ちを力強く語った。【永田淳】