帝京長岡(北信越1、新潟)はDブロック1回戦で、昨年度の全国高校選手権優勝校の岡山学芸館(中国2)を2-1で破り、プレミアリーグ参入へのプレーオフ6度目の挑戦で初勝利を挙げた。

0-0の後半2分、MF橋本燦のパスを受けたMF原壮志(ともに3年)が右サイドから中央に切り込み、左足で先制点を奪う。同13分には橋本が抜けだし、追加点を決めた。試合終盤は押し込まれたが、同ロスタイムの1失点で逃げ切った。悲願の初昇格を懸け、10日のブロック決定戦で浦和ユース(関東2、埼玉)と対戦する。

Cブロック1回戦ではアルビレックス新潟U-18(北信越2)は1-2で鹿児島城西高(九州1)に敗れた。

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橋本燦がピッチ中央で燦々と輝き、チームを勝利に導いた。まずは後半2分、敵陣中央から右ウイングの原にラストパスを送り、先制点を演出。続く同13分には左サイドに開いたFW堀颯汰主将(3年)からパスを受けるとファーストタッチで相手最終ラインを突破し、最後は左足で追加点を決めた。「2列目からの飛び出しは意識していた。左足は得意ではないが、ファーにしっかりと流し込めた」と好感触を口にした。

橋本はボランチで先発フル出場。前半はトップ下のようにプレーしたが「前の位置を取り過ぎていた」と後半は軌道修正。定位置である中央の底から相手背後にフリーで抜け出すことを意識し、2得点に絡んだ。古沢徹監督(38)は「展開力のある左(MF)の山村が内側に入り、運動量のある橋本がラインブレークする。選手同士で冷静に見えていた」と立ち位置と役回りを柔軟に変えながら闘った選手たちをたたえた。

岡山学芸館には5月の練習試合で0-3で完敗。運動量、球際の強度に圧倒されていたが、この日は逆に圧倒し、リベンジを果たした。橋本は「全員が『際』で負けず相手に勢いを持っていかせなかった」と振り返った。中1日で迎える10日の決定戦は浦和ユースと対戦する。帝京長岡はトップチーム以外では、2nd~4thチームが現所属リーグからの昇格を決めている。だが、トップチームの10日の結果で全ての昇格が無効になる。橋本は「自分たちが勝たないとみんなの頑張りが無駄になる。全カテゴリーでの昇格を決める」と必勝を誓った。【小林忠】

 

○…プリンスリーグ北信越1部で18試合71得点の帝京長岡は岡山学芸館のシュート数7本を倍以上、上回る15本のシュートを放った。古沢監督は「3つ、4つ目(の得点)が取れなくて、最後に1つ取られた。選手がそれをどう感じているか。成長につなげられれば。明後日(10日)勝たないと、この勝ちの意味がなくなってしまう。あと1日、いい準備をして戦いたい」と気を引き締めた。

◆プレミアリーグプレーオフ 今回は全国のプリンスリーグの9地区の成績上位16チームが参加。16チームを4ブロックに分けてトーナメント戦を戦い、各ブロック1位の計4チームが「プレミアリーグ2024」に参入できる。プリンスリーグ北信越からは帝京長岡高(北信越1位)とアルビレックス新潟U-18(同2位)の2チームが出場。