全日本大学女子サッカー選手権(インカレ)が24日に開幕する。12大会連続12度目出場の新潟医療福祉大(北信越1位)は1回戦で大体大(関西2位)とマッチアップする。状況に応じて戦い方を柔軟に変えるチームを全日本女子大学選抜のDF石川くらら(2年)が最終ラインから支える。創部1年目の新潟経営大も北信越2位で初出場する。
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頼れる2年生DFが新潟医療福祉大をけん引する。スピードを生かした対人と、カバリングで守備を支える石川は攻撃力も高い。長短のパスを広角に散らしビルドアップの起点となる。初戦はインカレ3度優勝を誇る大体大が相手。自陣ではロングボールへの対応が多くなりそうだが「守備の時間も攻撃につながるスペースを常に探す。狙いどころはできると思うし、全員で共有している部分もある」と気後れはない。
大学入学後にウイングからセンターバックにコンバートされプレーの幅を広げると、3月に全日本大学女子選抜、7月にU-20東日本学連選抜に選出された。「他県選手とレベルの差を感じずにプレーできたことが収穫」と自信を深めた。
茨城県つくば市出身。サッカーは茎崎第一小1年で始めたが、11年の東日本大震災で被災し家族で沖縄県に移住。サッカースクールの「ボアソルチ」で技を磨き、全寮制で中高一貫のJFAアカデミー福島(静岡)に進学した。「個より組織で勝利することを学びたい。もっとチームに貢献できる選手になりたい」と大学進学先に新潟を選んだ理由を話す。「4年生と一緒にプレーできることを楽しみながら、1つ1つ勝って上を狙う」と誓った。【小林忠】
◆石川くらら(いしかわ・くらら)2003年(平15)6月2日生まれ、茨城県つくば市出身。小1で沖縄県に家族で移住し、中学で親元を離れて、JFAアカデミー福島(静岡)に進学した。U-13、15日本女子選抜メンバー入り。164センチ。
○…新潟医療福祉大は新チーム立ち上げ時に、同大最高成績の8強超えを目標に掲げ、トレーニングを積んだ。主将のFW豊村文香(4年)は「攻守ともに大きな特長はないがそれぞれがピッチ内外で役割を決め、徹底できるチーム。8強を超える力はある」と自信を示す。基本システムは4-4-2で遅攻と速攻を使い分けるが、相手のサッカーによってシステム、戦術を柔軟に変えながら隙を突く。前田信弘監督(50)は大体大との1回戦に向け「ロースコアに持ち込み、勝ちきりたい」と話した。
◆大会概要 全国の地域の代表23チームと、前回優勝の所属地域からの1チームを加えた24チームでトーナメント戦を行う。北信越の代表枠は2。1、2回戦と準々決勝は大阪市、千葉市で開催。準決勝(来年1月4日)、決勝(同6日)は東京・味の素フィールド西が丘で行われる。



