19大会ぶりに初戦を突破した北海(北海道)が名古屋(愛知)に完封負けを喫し、3回戦進出を逃した。

PK戦の末、勝ち上がってきたチーム同士の対戦。激しく攻守が入れ替わる時間帯が続くも、前半40分にGKとの1対1で流し込まれ、先制点を許した。

後半10分にはカウンターから2点目を追加され、同ロスタイム2分の左CKのチャンスにGKも攻撃に参加するパワープレーに出るも、空いたゴールに3点目を決められ屈した。

DF川合航世主将(3年)は「長所としている対人、球際、空中戦のところで相手の方が強かった」と悔やんだ。

守備の要の川合は本調子ではなかった。大会前に右足首を負傷し、痛み止めとテーピングで1、2回戦に何とか出場した。「痛みはある中だったけど、それでも本当に最後まで走り切りたいという思いでプレーした」。チームのまとめ役として、役目を務めきった。

創部100周年の今季、総体は北海道大会で敗れて全国を逃すも、高円宮杯U-18プリンスリーグ北海道で初制覇。選手権は3大会連続で全国出場を果たし、04年以来の勝利を挙げた。この日先発した6人の3年生が昨年から主力として活躍した。島谷制勝監督(54)は「去年、一昨年は押されるゲームが多い中、今年は主導権を握れるチームになってきた」と成長に目を細める。「3年生たちは僕の厳しい指導にも本当に頑張ってついてきてくれた」とねぎらった。

年明けから新チームが始動する。川合は「先輩たちの積み重ねというか、責任というか、伝統をしっかり心に持ってプレーしてもらいたい」とエールを送る。島谷監督は「3年生が残してくれた道をたどって、新しい道をつくっていくのが北海高校の伝統。頑張れる子はいっぱいいる」と、新たな挑戦を見据えた。

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