青森山田が、過去5回の優勝を誇る市船橋(千葉)を下し、4度目の優勝へ王手をかけた。

青森山田は前半11分、左コーナーキックから身長190センチのDF小泉佳絃(かいと、3年)が相手DFの上を行く高い打点でヘディングシュートを放ち先制した。

先制された市船橋は積極的に高い位置でボールを奪い攻勢に出る。前半45分、エースFW郡司璃来(3年)が裏に抜け出し好機を迎えるが、青森山田DF小沼蒼珠(2年)が落ち着いて対応し郡司にシュートを打たせない。

後半も頭から市船橋が主導権を握る。後半31分、市船橋は右サイドを崩し、2年生FW久保原心優が、ゴール前でMF太田隼剛(3年)のパスを受けシュート。同点に追い付いた。

試合は90分で決着がつかずPK戦へ。青森山田が先攻、市船橋が後攻。青森山田のGK鈴木将永(3年)が、市船橋の1番目のキッカーMF太田、4番目のMF岡部をストップした。鈴木は「試合前から、いつかPKが来るだろうなと予測していた。焦らず、冷静に準備してきたことをしっかり出せました」と振り返った。

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