WEリーグ、アルビレックス新潟レディースは沖縄キャンプ4日目の11日、午前は紅白戦を行い、午後にはキャンプ地の南城市を中心とした小学3~6年生を対象にサッカー教室を開催した。昨年12月に右太もも裏を負傷したMF山谷瑠香は戦列復帰を目指し、フルメニューをこなす。10日に29歳になった守備の要は、暖かい気候の中でコンディションを高め、3月3日再開のリーグ戦で存在感を示していく。
MF登録ながらセンターバックに入る山谷がリーグ戦再開初戦、3月3日のアウェー、サンフレッチェ広島レジーナ戦からハイパフォーマンスを見せる準備を整える。この日午前、チームは沖縄キャンプ初の紅白戦を実施。「プレーから遠のいているので徐々に強度を高めたい」と完全復帰へ意気込む。10日には29歳の誕生日を迎え、夕食時にチームメートからサプライズケーキでお祝いされた。「20代最後の年。何ごとも楽しみながらリーグ優勝に貢献したい」と誓った。
今シーズンも主力として開幕から公式戦9試合(カップ戦5、リーグ戦4)に出場を続けたが、昨年12月10日の練習中に右太もも裏を肉離れ。その後のリーグ戦第5~7節、INAC神戸レオネッサとの皇后杯準々決勝(1月14日、0-2)はベンチ外となった。だが、焦らず復帰を目指して今月6日から全体練習に合流し、8日から始まった沖縄キャンプでギアを上げている。
新潟は昨シーズン、11チーム中10位フィニッシュと低迷したが、橋川監督を新監督に迎えて、攻撃的サッカーにシフトチェンジ。今シーズンは前半戦4勝1分け2敗の勝ち点13で3位。首位INAC神戸を勝ち点4差で追う。3月は広島との再開戦から7試合を戦う強行日程だが「ここで勝利を優先できれば(優勝に向けて)大きく前進できる」と言い切る。沖縄キャンプは18日まで。19日からは2次大阪キャンプに移る。「自分たちのスタイルに細部までこだわる。個人としても体のキレを取り戻し、再開初戦からピッチに立ちたい」と決意した。
○…午前練習後、チームはキャンプ地の南城市のサッカー少年少女、約70人(小3~6年)と交流、指導した。4年生を担当した山谷は「気がついたら、本気になってボールを追っていました」と笑う。沖縄にはJ3琉球があるが、WEリーグのプロクラブはまだない。「女の子でもプロでプレーできる、目指せるということを伝えたかった」と熱心に指導。「(逆に)元気をもらえました」と声を弾ませた。



