ヴィッセル神戸がFW大迫勇也ら主力を温存しながらも柏レイソルに競り勝ち、3大会連続で8強進出を決めた。

神戸は直近のリーグ戦から先発9人を入れ替えた。前半3分、DF岩波拓也のロングフィードから、裏に抜けたDF飯野七聖がクロスを入れ、FW佐々木大樹がゴール前で合わせて先制。柏も後半からMFマテウス・サヴィオ、エースFW細谷真大らを投入し攻撃に圧力をかけたが、GK新井章太の好セーブで守り切った。

3カ月ぶりの公式戦となった新井は、途中から足がつっていた。終盤には、新井がトラップしたところ、柏FWフロートにボールを奪われ、がら空きのゴールにシュートを打たれる大ピンチもあった。だが、フロートのシュートは枠外。九死に一生を得た新井は「バカ焦った。でも35歳で意外と冷静でした」と苦笑し「何本止めても、ミスから失点となったらチームの士気が下がるだけ。失点しなくて良かった」と胸をなで下ろした。

それでも、柏FW細谷の決定的なヘディング弾を体で止めるなどシュート12本を浴びながらも無失点に抑えた。「自信を持って守れたし最後までボールが見えている状況だった。正直、自分が活躍した感覚はない。練習通り」と胸を張った。

川崎フロンターレ在籍時には、ルヴァン杯優勝の立役者となりMVPを獲得。出場機会が少なくても、愚直に練習を積み重ね、大舞台で活躍する姿勢は変わっていない。新井は「負けたらチャンスがもらえない気持ちで強い気持ちでやっていた」と話し「ACLも9月から始まる。大迫、武藤がいなくても、自分たちはやれる。どんなメンバーでも勝ちきることを出せた」と手応えを口にした。

【天皇杯】千葉、山口、神戸、鹿島、京都、G大阪、広島、横浜が8強入り/4回戦スコア詳細