ヴィッセル神戸は6日、学校訪問事業「GOAL for SMILE」を実施した。

この事業は神戸の公式戦1ゴールにつきサッカーボール4球を神戸市内の小学校へ寄贈するもので、今回は5月、6月に続く今季3度目。この日は14選手が41校に足を運んだ。

兵庫区の水木小学校には元日本代表FW大迫勇也(34)が訪問。昨季JリーグMVPと得点王を獲得したエースの登場に、6年生44人は大興奮。大迫が来ることを事前に知らされていなかった生徒たちからは、悲鳴に近い叫び声もあがった。

質疑応答で最中に何を考えているのかを問われた大迫は「チームが勝つために、自分がどうすべきかを常に考えている」と回答。厳しい練習に耐える秘訣(ひけつ)は? という質問には「サッカーをするのが楽しくて好きなので、そのためだったらきつい練習も頑張れる。みんなも好きなことを探してチャレンジして欲しい」と呼びかけた。また、朝の過ごし方についての質問には「まず口をゆすいで、朝ご飯を食べてから歯を磨いて、コーヒーを飲んでから練習に行きます」と答え“モーニングルーティン”を明かした。

神戸は連覇を狙うリーグでは首位と勝ち点3差の3位につけ、準々決勝を控える天皇杯、今月始まるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)とタイトルを懸けた戦いが続く。大迫は重要な試合を前に、昨季との違いと今季の重要性を語った。「去年はただ必死に、がむしゃらに首位をずっと突っ走れていたので迷いなくできた。今年は違った意味で良い時もあり、悪い時もあって、それを乗り越えながらという感じ。今季優勝できれば、またチームとしてさらに大きくなると思うので、まずは1試合1試合取り組みたい」。あくまでも目の前の試合に集中して臨むことが成長につながると強調した。

また、大迫は左膝外側半月板損傷、左大腿(だいたい)骨外顆軟骨損傷の手術を受けて8月末から約3カ月の離脱が発表された元日本代表MF山口蛍(33)についても言及した。「最終節にたぶん戻ってこられると思うんで、キャプテンの分まで僕らがしっかりと結果を出して、いい状態で待っていたい」。12月8日の今季最終節での復帰を目指す山口を連覇を懸けた状態で迎えるためにも、自身のゴールでチームをさらに引き上げていく覚悟を示した。【永田淳】