20年ぶりの平日開催となった大阪ダービーは、ホームのC大阪が1-0でG大阪を下した。パリ五輪代表DF西尾隆矢(23)が後半に決勝点を記録。台風の影響で8月31日の開催が中止となり、J1通算48度目の対決は04年以来となる平日(水曜日夜)開催に代替えされ、今季最多2万1962人を動員。誇りをかけた激突は、C大阪の通算17勝7分け24敗となった。
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日本一熱いといわれる大阪ダービーは、C大阪に軍配が上がった。ここまで9位に低迷も、気迫で宿敵を圧倒。今季最高の内容で約3カ月ぶりのホーム戦勝利となった。
主役は下部組織時代からダービーの重圧を知る西尾だった。MFルーカスのFKから、同じ下部組織育ちの北野がつなぎ、背番号33が右足で豪快に決めた。
「ダービーは結果だけが求められる試合。勝利を決定付けるゴールを打てたのはうれしい。苦しい時期を経て、感情が爆発した」
今夏のパリ五輪ではベスト16止まり。C大阪も9月途中まで8戦未勝利が続いた。開幕後は一時首位に立つも、今は上位進出を狙う立場。2試合連続の無失点でも意地を見せた。
J1通算48度目のダービーで、過去に平日開催は3戦全敗ですべて完封負けしていた。4度目の正直で初得点&初勝利。チケットは完売し、ダービー人気も証明。平日にもかかわらず、実家の和歌山・有田市内から家族の応援を受けた北野は、決勝アシストに「最高ですね。この試合は特別だった」と、ダービー初先発にも燃えた。
就任3年半でダービーのホーム戦は3連勝、通算でも6勝1敗と圧倒した小菊監督は「ベンチから選手を見ていて本当に強かったし、感動した。残り6試合で必ず(5位G大阪を)抜いて終わりたい」と、最後までライバル心を強調。気迫あふれる攻守に、結果も出た。今季最高の勝利を契機に、再び上位へと突き進む。【横田和幸】



