サンフレッチェ広島MFトルガイ・アルスラン(34)が前半12分に先制点を奪い、勝利への道筋を付けた。右クロスからヘッドで先制ゴールを奪った。

そのヒーローが自分のことを置いて、称賛したのはボランチでフル出場した18歳MF中島洋太朗だった。

「洋太朗の一挙手一投足を目に焼き付けてもらいたい。なぜなら彼はあまり長い間Jリーグではやらないだろう。すぐに海外に行ってしまうと思っている」

ユースからトップ昇格し、昨年10月にプロ契約を結んだ新鋭。父の中島浩司さんも広島で活躍したMFだ。足もとの技術が高く、この日も高いキープ力とセンスあふれるパスを次々と披露した。U-20日本代表として今月のAFC U-20アジアカップのメンバーにも選出されている有望株。トルガイはさらにこう続けた。

「去年はあまり一緒に試合をやる機会はなかったが、その時から声をかけていた。今年は一緒にやるとなって、去年以上に彼のことは気に懸けて声をかけるようにしています。他の選手とは比べものにならないくらい、素晴らしい才能の持ち主。ネクスト・ソニーじゃないですけど、ソン・フンミン(孫興民)のようなアジアを代表する選手になると思っている」

トルコ系ドイツ人のトルガイはハンブルガーSV、アーヘン、フェネルバフチェ、ウディネーゼなど欧州の名門クラブで活躍したキャリアの持ち主。その目を持って「第2のソン・フンミン」と指名した。

「大事なのは、周りにいる大人たちが彼の良さをそのまま伸ばしてあげるために余計なプレッシャーを与えずに、サッカーを楽しむことを彼に言い続けることだと思っている」

熱い言葉は、中島の将来を期待するからこそだった。

そして自身のゴールについては「そんなにヘディングは得意じゃないですけど、中野のクロスが素晴らしかったのと、後はあれだけペナルティエーリアの中にチームメートが入っていたので、相手は対応するのが難しかったと思う。素晴らしいクロスだったのでタッチするだけで、やることはそんなに多くなかった」と振り返った。

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