川崎フロンターレがホームで町田を止めた。6月以降は公式戦13戦無敗(12勝1分け)と勢いに乗る相手を5-3と力でねじ伏せた。FWエリソン(26)が2得点1アシストするなど持ち前の攻撃力を発揮。前節名古屋戦(4-3)に続き、打ち合いを制した。
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ストップ・ザ・町田の急先鋒(せんぽう)となったのはエリソンだった。目まぐるしくスコアが動く中、3-3で迎えた後半33分だった。自陣からのカウンター、エリソンがドリブルを仕掛けた。相手選手を引きずるように40メートル、猛牛のように力強く突き進んだ。山本、脇坂を経由して再び戻ってきたボールを左足で蹴り込んだ。
この得点がチームの背中を押した。追加タイムの後半55分にはマルシーニョがダメ押しの5点目。勝利を確信したサポーターの歌声が高らかに響いた。8月最後の日曜日、等々力は「川崎劇場」と化した。
今季得点数を10に伸ばしたエースは「勝つことが最優先だった。その中で自分がゴールできたことはうれしい。自分の特長であるパワーと強い気持ちを見せることができた」と喜んだ。
愛する家族が観戦する中、力が入った。前半追加タイムの頭での同点ゴール。後半20分にも左サイドを40メートル持ち込み、宮城のゴールをアシストした。かつて川崎Fにも在籍したフッキを想起させるような力強さ。長谷部茂利監督は「相手の短所を突いた」と狙い通り個の強さを前面に押し出し、勝ち点3をもぎ取った。
指揮官は「フロンターレの選手は自信を持って得点できる形、方法を持っている」とも。町田を止めた勢いを持って攻撃力の川崎Fが浮上を狙う。【佐藤隆志】



