ヴィッセル神戸が蔚山HDに競り勝ち、東地区首位に返り咲いた。

ウノゼロ勝利を引き寄せた1人が、GK前川黛也(31)だった。前半は一方的な展開で、ほぼ相手陣での試合となったが、蔚山が選手を入れ替えて攻勢に出た後半には、危ない場面を作られた。それでも後半19分と同31分のミドルシュートを確実に防ぎ、終了間際に蔚山が作ったビッグチャンスでもファインセーブ。試合を通して安定したハイボール処理とシュートストップで、最後までゴールを許さなかった。守り切った守護神は「相手は人数が少ない中でも枠内に打ってくる力はあった。そこは確実に防ぎつつ、セットプレーも気を付けながら集中して守れたので良かった」と振り返った。

チームはリーグとACLEで4試合勝利がなかったが、この試合では神戸らしい戦いで5試合ぶり白星。「追いつかれたり、逆転たりもしていた。集中することはみんなで統一して臨んでいた」という直近の戦いを糧とした試合運びでの勝利に胸を張った。

内容も伴ったこの日の勝利は、逆転優勝での3連覇を狙うリーグ、連覇に向けて戦う天皇杯に良い形でつながるものになった。「勝っていい流れを作りたかった。そういう意味でも本当に良かった」。得点を許さなかった守護神が、好パフォーマンスでチームに勢いを与えた。【永田淳】

【ACLE】神戸がホームで蔚山に競り勝つ 1次リーグ第4節/スコア詳細