山形は23日、宮崎市・シーガイアで広島と練習試合を行い、主力組は0-1、控え組は2-4と連敗した。その中でMF伊東俊(23)の裏をかいたプレーが光った。2試合目の前半43分、CKの場面。FW大久保哲哉(30)DFウーゴ(31)と、身長190センチコンビにマークが集中した。ここで伊東が狙ったのは、2人より10センチ低いFWエルサムニー・オサマ(22)。ボールを曲げない“直球”を蹴り、頭にピッタリ合わせた。「高いボールを中に入れただけです」。チーム一の照れ屋は、発言も控えめだった。