<J1:浦和2-0甲府>◇第6節◇23日◇埼玉

 浦和は元サッカー日本代表監督で「レッズの父」と呼ばれ、17日に死去した森孝慈氏にささげる試合になった。選手は喪章を着け、キックオフ前には黙とうが行われた。しかし前半12分、GK加藤が甲府選手へのプレーで一発退場。甲府はゴール前FKをFWパウリーニョが蹴るが、ゴールを越えた。浦和は同20分、FW原口のシュートを甲府GKがはじき、こぼれ球を初先発のFWデスポトビッチが押し込むが、オフサイドの判定。甲府は同36分にFWハーフナー・マイクがヘディングシュートを放つが、バーを越えた。前半は0-0で終えた。

 1人少ない浦和が、先制した。後半8分、DF平川が相手選手に倒されながら足に当てて今季初ゴール。同25分、甲府FWパウリーニョのシュートは浦和GK山岸が好セーブした。浦和は同29分、FW原口のパスを受けたMF柏木が左足ミドルシュートを決めて、追加点を挙げた。その後は甲府の攻撃をGK山岸を中心に全員守備で守り、浦和は今季4勝目を挙げた。