山形は17日、天童市内でシュートを中心に練習を行った。20日の15位大宮戦は絶対に落とせない一戦。残留ボーダーにいる相手との勝ち点差は8。負ければ残り12試合で11差となるため、かなり厳しい状況となる。

 小林伸二監督(50)も「大宮はたま(=選手)がそろっているし、強いと思う。でも何とか5差にしたい。5なら何が起こるかわからん」とその重要性を承知している。

 今季、山形は勝ち試合の次戦はすべて落としている。甲府戦(13日)に3-1で勝利した勢いを継続させるためには、ジンクスをはね返す必要がある。「試合に出ている選手がよく替わるし、波に乗れていない部分がある。今月残り全部勝ったら勝ち点24。そうなれば良くなってくる」。当面の目標・大宮をたたいて、浮上へのきっかけとする。【湯浅知彦】