G大阪が“J2降格余波”で、主力センターバック2人の流出危機に見舞われていることが6日、分かった。DF中沢聡太(30)が、磐田から獲得の打診を受けていることが判明。清水からの期限付き移籍が満了となるDF岩下敬輔(26)も退団の可能性が高まった。日本代表DF今野泰幸(29)は残留を明言しているが、コンビを組む相棒が不在になる窮地に陥った。

 ともに今日7日にも契約交渉に臨む。中沢は「ガンバへの愛着はすごくある」。クラブ側から完全移籍のオファーを受けている岩下も「まずはガンバの話を聞いてから」としながらも「代表に入りたいという思いが強い」と語り、J1へのこだわりを見せた。魅力的な戦力が整うG大阪は他クラブの標的になるのは確実。梶居強化本部長は、この日までに「3選手ほど(獲得の)レターが届きました」と説明。J1でのプレーを望む選手は多く引き留めは容易ではない。